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地震と建物の関係 平成23年6月25日(土)梅田  発表者:ヤシさん

建築構造設計の仕事 〜 地震がきても壊れないように、計算して検討する。

 

 「マグニチュード」 と 「震度」 の違いは何?

 

→ 直接的には関係するものではない。

 

 マグニチュード ― エネルギー

 

 震度 ― 揺れの度合い ・・・ 揺れの感じ方に起因

その時その人がどこにいたかで異なってくる

 

 東北地震 M9

 

 1960年チリ沖地震 M9、5

 

理論上起こりうる最大の地震 M10

 

 〈震度の感じ方〉

 

 3  揺れる

 4  驚く

 5弱 恐怖

 5強 つかまらないと危ない

 6弱 たっていることができない

 6強 這わないと動けない

 7  鉄筋コンクリートが倒れる可能性

 

 どこにいるかで、地震の感じ方が変わってくる。

 

 3月11日  関西にいた場合、揺れを感じた人とそうでない人が半々。

 

 屋内で静かにしていれば感じるが

 背の低い家では感じなかったくらいの地震。

 

 長周期地震に注意

 

 2003年、十勝沖地震

 苫小牧石油コンビナートのタンクが揺れて引火。

 

 2004年、新潟県中越沖地震

 六本木ヒルズのエレベーターが停止 → 長周期の波長が高いビルに共振して揺れた。

 高いビルでエライ地震がきたと思って下を見るとみんな普通に歩いている。

 

 

  地震とどう向き合えばいいのか。

 

 <建物の構造の対策を立てる>

 

 ・耐震 揺れに耐える

 

 ・制震 振動を抑制する

 

 ・免震 ゴムで揺れを吸収

 

 <住む場所を考える>

 

 ・海辺 → 津波の危険性

 

 ・軟弱地盤 → 液状化の危険性

 

 ・山 → 山崩れの危険性

 

 

 プリント配布

 

 東京消防庁  防災に備える10のポイント

 地震いつやって来るかわからない。

 

 自分の人生、何に備えなければならないのか。

 

 本当に大事なことは何か。人生を見つめ直すことが大事になってくる。

 最後に名言の紹介。

 

 [名言]

 逆境における希望、順境における気づかいは、禍福に備える心情なり。

 [出典]
 ホメロス
(紀元前8世紀・古代ギリシャの詩人)
「オデュッセイア」

 [名言]

 機会が来るたびに具体的に行動に出なければ、人格は少しも向上しない。

 [出典]
 ウィリアム・ジェームズ[ウィリアム・ジェイムズ]
1920世紀初頭・米国の哲学者・心理学者、18421910

<参加者の声>

◆ニュースなどで耳にしていても実際にはよく知らなかった用語を

 分かりやすく説明頂き、興味深かったです。もっとじっくり詳しく話をお聞きしたかったと思いました。

 専門的でとても面白かったです。「断震」いいなぁ・・・。なんとなく知っていた地震の知識が体系的にまとまりました。

今回聞いた話と、10のポイントを読んで、自分でできることを実践して
 
 いきたいと思います。

いつ起こるかわからない地震について知識の必要性を感じていたので、

 勉強になりました。
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